
片っぱしから食いたくなっちまうじゃね~かっ!
いきなりの“日本一うまい”に胡散臭さを感じつつ表紙を開いてみると、あっと言う間にひきこまれてしまいました。
出てくる料理、出てくる料理、もう食べたくてたまらんっ!
しかも本当に秀逸だと思うのは、著者の言葉通り『有名飲食店を渡り歩くより、毎日魚をいじくることが大事』っていう思想が全編を通じて貫徹しているところ。
私も魚はほとんど扱えません。たまに三枚卸しなんかに挑戦した日にゃぁもう魚グチャグチャ(笑)。
でも悪戦苦闘しながらできあがった“作品”を前にした時の感動は、そりゃあ経験した人にしか分かるまいっ!
そしてこの本はそんな喜びを、魚のおいしい食べ方と一緒に伝えてくれるのさ。
いわゆるレシピ本ではないので調味料の量なんか書いてありません。
でもやったことのある人なら分かると思いますが、自分であれこれ工夫してみるのもこれまた大きな楽しみ。
とにもかくにも、読み進むにつれ「魚が食いた~いっ!」度が加速度的に増幅すること間違いなしの1冊です。
あっつあつのご飯にしらすと大根おろしを載せて醤油やポン酢をちょろっとかけただけで至福の気分に浸れちゃうんだから、日本人に生まれて本当によかったぜぃっ!
ただしどうにも困ることが1点。
冬や春の魚の料理を紹介されても夏にはどうにもならないところ。
だって読んだら最後、食べたくて食べたくてたまらなくなるんだから。